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元々のディエの話とECOの世界の話を混ぜて作っている妄想話です。
ECOの設定とは関係ありませんし、弄っています。
+文章力のないブログ主の書いた稚拙な感じのストーリーです。
苦情とか聞きません、誤字脱字とかは教えてくださいw
そんな話でも読んでくださる方は→からどうぞ。
~Dhie prologue~
・・・・ここはどこだ?
フと気がつくと見知らぬ場所に立っていた。
見知らぬ・・と言うが、自分の知っている場所は無い。
なぜなら今、自分は生まれたのだから・・・。
理解し前を見るとそこには白髪の少年が立っていた。
何故だろう、なんだかその少年が気にくわない。
「・・・誰だ貴様は。」
そう問いかけると、すぐに返事は返ってきた。
「ほう・・今度のは随分と態度がでかいな。
私はおまえの教育を任されたDEM-NS4410だ」
教育?この私に・・?
ああ、確かに私はまだ何も知らないのだろう。
だが・・・この男に言われると・・いや、誰に言われても
腹が立つ・・・・・・・。
「腹が立つ?」
「? 何か言ったか?」
うっかり口から出てしまった言葉、自分でもよくわからない。
とりあえず、こいつに聞かれてしまったのは良くない気がする。
「いや、何も言っていない。」
そう言い、相手が「そうか」と喋りだすのを見てホッとする。
とりあえず、ここは大人しくこいつの話を聞いてみるか・・。
白髪の少年は淡々と説明し始めた。
我々がDEMと呼ばれる人型兵器だということ、「マザー」の存在
ドミニオン・エミル・タイタニアと呼ばれる敵のこと・・。
そして存在意義。
少年がまだ淡々と話している間、苛立ちだけが募っていった。
自分が兵器なのも、敵がいることも別にかまわない。
だが、「マザー」と呼ばれるモノに支配され、存在意義まで自分の
許可なく決められている。
その事実だけで苛立ちはどんどん膨れていった。
このキモチはなんなのか知りたいが、今こいつに聞いて良いものか。
あまり・・良くない気がする。
それに、まだ知りたいこともある、今はこのまま指示に従おう。
少年の説明が終わり、装備を受け取る。
「では、早速だが実際に戦場へ行ってもらう。」
付いてこい、と言われ外に出た。
そこは荒れた大地、空は曇り、大地は岩と砂・・決していい風景とは言
えない場所だった。
少年の指示で仲間の加勢に入る。
そこには蝙蝠のような翼をもった二人のヒトがいた。
1人は成人した男、もう一人は小さな少女だった。
「頼む!私はどうなってもいい!こいつだけは見逃してやってくれ!」
そう男は我々に言った。
自分の命よりこいつを・・この少女が大切なのか?
少女をおとりにすれば自分は助かる可能性も無い訳ではない。
なのに・・・なぜ。
「ドミニオン・・敵ヲ捕獲・・攻撃スル」
仲間は敵の言葉に耳をかそうとはしない。
それは当たり前の事だ・・そう、理解している。
だが・・・。
次の瞬間、DEM達は少女にむけて攻撃をしかけた。
「・・・!!」
そしてその少女を庇い、男は前に飛び出した。
そして、攻撃を受け男は倒れた。
男は唖然と立ち尽くしている少女に言った。
「に・・逃げろ! お前だけは・・生き延びて・・!」
ガクッと男の力は抜け、動かなくなった。
少女は男の横に座り込み。
「お父・・・さん?」
そう語りかけたが、その男が答えるはずもない。
なんだ・・?この気持ちは・・・。
今までに無いほどに、先ほどよりも強く、自分の中に苛立に似た何かが
こみ上げてくる。
「・・・丁度イイ新シイ奴、アノ女を殺セ。」
仲間に支持され、剣を少女に向ける。
納得できない心を抱えながら・・。
・・・・・・!!
次の瞬間私は仲間・・DEMに対して剣を振り下ろしていた。
「・・・仲間ノ裏切リヲ確認。「イレギュラー」トシテ排除スル」
倒れた仲間を見てDEM達は騒ぎ始めた。
「私は・・自分の納得できないことには従わない!」
理解も納得もできなかった、目の前の光景は今の私が理解するには
まだ知識がたりないのかもしれない。
だが・・このドミニオンの男がした事、この少女の表情、そして仲間
のとった行動。
なぜだか私には仲間のとった行動が間違っている・・そう思ったのだ。
少女を背にDEM達を見据える。
背後で少女が動く気配がした・・。
後方へ走って行く、そうだ行ってしまえ私にもこいつらにも
目の届かぬ場所へ。
「この私を排除するだと?できるものなら来るがいい!!」
そして私は剣を振るった、思いのほか体は軽く、DEM達の動きも読める。
私は剣を振り続けた、右から剣を振るうDEMの剣を薙ぎ払い、右から来る者を突き刺した。
その後方から銃を構え自分を狙う敵が見える、目の前で倒れかけたDEMをつかみ盾にする。
数発放たれた銃弾のうち何発かは、盾に当たらず私に向かって飛んできた。
2発は剣で跳ね返したが1発は頬を掠った。
そんな中DEM達の後方で1人ただこちらを見つめる者がいた。
最初に見た・・白髪の少年。
『にげろ』
目が合った瞬間、確かにそいつの口はそうつぶやいた。
私の後方へチラリと目を向ける。
・・・罠か?
一瞬疑い、少年の目を見る―
変わらないはずの表情、だが少し悲しそうな・・・目をしているように見えたのは
DEM達と交える剣の火花のせいだろうか。
「・・・っ!流石に不利か・・。」
あまりにも敵が多すぎる。
ここは少年を信じ、一旦逃げるとしよう・・。
DEM達に囲まれつつも間合いを取りジリジリと後退する。
「今だ!」
間合いを詰めようとDEM達が動いた瞬間。
後方へを走る。
慌てるように追いかけてくるDEM達を振り払い走り続けた・・・。
どのくらい走ってきたのだろうか・・どこまでも続くように見えた大地に
突然終わりはやってくる。
「・・・ここは。」
そこは崖の上・・ただ崖の先には何か・・光る柱のとうな物が見える。
そしてその前に立つ・・人・・か?
いや何か違う、底知れない力とプレッシャーを感じながら歩みよる。
するとその者はこちらに気づき振り返った。
「・・・ふむ、珍しい奴もいたものだな。DEMなのにDEMに追われる存在・・。
ここ最近はそういう「例外」も多くなったと聞く。・・・まぁ、我にはどうでも
良いことだがな。」
「例外」?多くなった・・とは、私のように仲間を裏切り逃げている者が他にもいる
と言うことか・・。
「・・貴様は・・いや、貴方は何者だ。」
「我か?我はドミニオンドラゴンこの世界を見守る者だ。」
「見守る者・・?」
「そうだ、1つ教えてやろうお前が逃がしたドミニオンの少女、かの者は、仲間で
あろうドミニオンが保護していたのを見たぞ。」
聞いてもいないのに、目の前の女は少女の行方を私に言った。
「そうか、だがそいつがどうなろうと私にはもう関係ない。」
そう、もうあの少女の事は私には関係ない・・。
逃げ切れたのならそれでいいし、途中で捕まればそれまでの事。
まぁ・・あの男の望み通り、生き延びることができたのなら良かったのかもしれない。
そんなことをつらつらと考えていた。
「・・・そうか?まぁいい、しかし、こんな場所に次元断層が生まれているとはな・・。」
女の声にハッと我に返る。
「次元断層・・?」
「そうだ、そこに見える光の柱が、次元断層だ。時々発生する、世界の歪み・・だな。
歪みはどこかに通じているのだが、どこに通じているのかはわからん。 この世界なのか
・・、別の世界なのか・・・。」
光を見つめる、その先に何があるのかどこへ通じているのか・・。
「いずれにせよ、貴様は運が良い。」
「?」
「貴様がDEMとして生きたいのであれば、ここに留まって死ぬが良い。だがもし、自分
の道を進みたいというのであれば、この次元断層に飛び込んでみるのも手だ。」
どこに行くのかはわからんがな。と付け加える女。
怖がらせる気なのか、面白がっているのか・・。
どちらにせよどうでもいい。
私の選ぶ道はもう決まっているのだから。
「選択するのは貴様だ。 自由にするが良いさ。」
女は鋭い眼差しで強大な力の渦を見つけている・・。
「ああ・・そうさせてもらう。」
悩む事はない、私はこんな所で死ぬわけにはいかない。
あいつらに殺されるつもりも盲等無い。
それに・・・まだ、知りたい事がある。
・・・あのときの感情や気持ち、苛立ちを。
そしてこの世界を。
光の柱を見つめ、歩みよる。
そして、私はトンッと大地を蹴った光の方へと、真っ直ぐに。
あまりに強い光と吸い込まれるような力に意識は遠のいていく。
「・・・あまり・・気持の良いものではないな。」
フっと苦虫を噛み潰したように笑う。
自分が流れ着く先、何があろうとも私は私を貫き通そう。
あの男がそうしたように・・・。
そして意識は消えていった。
「・・・・・・・・・・。」
「どうしました?ディエ様。」
ぼおっと考え込んでいる私を除きこむように、横に立っていた背の高い男が私に話しかけた。
「ん? ああ、スザクか、いや・・・少し昔のことを思い返していた。」
この男はスザク、私と同じDEMであり同じように裏切りこの世界に辿り着いた。
半分壊れかけていたこいつを私が見つけ、直してやったのがきっかけで今も私の傍で
従者をしている。
「昔・・?」
「・・・お前と出会う前、私がこの世界に生まれた時の事だ。」
クスクスと笑いながら言えるのは、自分が無事やつらから逃れられ、今こうして椅子に
座り、紅茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごせているからだろう。
それに・・得難いモノも手に入った・・。
「そうですか、・・差し出がましいようで申し訳ないのですがそろそろお時間です。」
少し申し訳ないように眉を寄せスザクは言った。
「ああ、そうだな・・そろそろ支度をせねば・・な。」
私の様子がいつもと違うのか、スザクは少し困惑した顔でこちらを見ている。
「ディエ様・・もし調子が悪いようでしたら技師を呼びますが・・。」
「いや、大丈夫だ。少し寝ぼけているのだろう、問題ない。 それよりもさっさと
着替えを手伝え、遅れでもすると面倒だ。」
私の言葉を聞いたスザクは困惑していた顔をフと笑い、「かしこまりました。」
と従順に命令通り私の服のボタンを外し始めた。
その顔を見つめフと・・
「・・・・・か?」
「・・? 何か申されましたか?」
わざと聞こえないようにボソっと言った。
案の定聞こえていない様だ、聞かれても困る。
「いや・・何も。」
「そうですか、失礼いたしました。」
そう、聞かれても困る。
またスザクを困惑させてしまうだろう。
いつもなら到底言わないし、思わないような事だ。
次こそ技師を呼ばれかねない。
『心配したか?』
などと。
DEMを裏切り、この世界に流れ着いた者は多い。
今そいつらを集め、DEMを支配し続けている「マザー」を調査、破壊するために作られた
組織に私は属している。
今後どうこの世界は変わっていくのか、私達の未来は・・・。
どんな未来に進もうとも、私は私である事に変わりはしない。
例えこの身が滅びようとも。
それが私の誇りなのだから・・。
あの男の様に意思を貫こう。
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